2017年11月15日水曜日

Windows 10のLTE通信管理機能でUSBデータ通信カード(docomoのL-03D)を使う

2018/01/24 追記 Windows 10のFall Creators Update(バージョン 1709)でも、記載した手順で、L-03Dが使用できています。


これまでのOSで直接LTEのデータ通信カードで通信を行う場合、データ通信カードの製造元が提供する接続ソフトを利用する必要がありました。しかし、Win10は、WiFiなどと同じようにOSとしてLTEの通信を管理できます。Win10にデータカードの通信を管理させる手順を記載していきます。

今回使用するデータカードは、docomoのL-03DというUSBデータ通信カードです。このデータカードに格安SIM(mineo)を入れて使っています。



Windows10にLTE接続の管理をさせるようになった経緯

このデータカードは、少し古いデータカードではありますが、公式にWin10対応しており、製造元からWin10用の接続ソフトも提供されています。ですが、古いせいか、Win10のPCに接続ソフトをインストールしても、別記事にまとめた接続トラブルが発生することが多く、WindowsにUSBデータカードの接続の管理を任せることにしました。

Win10で格安SIM(mineo)を入れたdocomo L-03Dを使う(トラブル対処編)



設定手順

スタートメニューから、設定画面を起動する。



 起動した設定画面から、「ネットワークとインターネット」を選択する。



左側のメニューから「携帯電話」を選択し、右側で「詳細オプション」を選択する。
(L-03Dのドライバがインストール済かつL-03DがPCに接続されている場合のみ「携帯電話」が表示されます。
(すでに、設定が完了している場合、この画面で、接続・切断ができます。)
(「Windowsでこの接続を管理」を押下すると、次回から自動で接続するようになる。)
 


「APNを追加します。」を選択します。



使用しているSIMに合わせて、APNの入力を行います。
この情報はSIMを販売している会社から情報提供されます。(私の使っているmineoの場合:Win10で格安SIM(mineo)を入れたdocomo L-03Dを使う(APN設定編)


トラブル対応

このネットワークに接続できません。APNを入力して、やり直してください。


APNが正しく設定できている私のPCでたまに発生します。[詳細オプション]を選択してAPN設定を見直しても正しい場合、APNの適用がうまくいっていない可能性があります。

[詳細オプション]を選択して、一旦、別のAPN設定(既定のAPN)に切り替え、すぐに「接続したいAPN」に戻します。そうして上記画像の画面に戻ると、エラーが消えただの「切断済み」の状態になっているので、接続すればOKです。


圏外

圏内であるにも関わらず、圏外と表示されインターネットに接続できないことがあります。その場合、次のいずれかで「切断済み」もしくは「接続」の状態になることが多いです。
  1. PC起動直後の場合は、しばらく待つ
  2. 「アダプタのオプションを設定する」を選択して、次に表示される画面でUSBデータカードをいったん無効にして有効にし直す。
  3. USBデータカードをUSBに挿しなおす

参考

トラブル対応以外の設定は別記事にまとめています。

0 件のコメント:

コメントを投稿